シックハウス症候群 化学物質過敏症
シックハウス症候群 化学物質過敏症とは
生活環境中に存在している、さまざまな種類の微量化学物質に反応して、体調が悪化する化学物質過敏症。重症になると、通常の生活も営めなくなる、極めて深刻な疾患です。何らかの化学物質を大量に体に取り込んだり、または、微量だけれども長期間にわたって取り込んだ結果、この病気になるとされています。
化学物質過敏症の「発症原因」の半数以上が、いわゆる「シックハウス」や「シックビル」、すなわち、室内空気汚染です。新築やリフォームで使われる建材や家具から揮発するホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)、シロアリ防除や防虫畳に使われる農薬類、トイレ芳香剤や防虫剤として使われるパラジクロロベンゼンなどが汚染物質です。室内空気以外では、農薬散布やごみ焼却による戸外の大気汚染や、医薬品、職場での化学物質(美容室のパーマ液、病院の消毒液、他人の喫煙など)が発症の引き金になりやすいです。
この病気の特徴の一つに、アレルギーなどと比べても、はるかに少ない量の化学物質に反応することがあります。ホルムアルデヒドの室内空気濃度指針値は0.08ppmですが、それより低い濃度で反応する患者もいます。
重症になり、多種類の化学物質に反応する、「多種類化学物質過敏症」、身の回りのあらゆる物から刺激を受け、起きている間中、絶え間なく苦しみます(患者によっては寝ている間でさえ、不眠や悪夢で苦しめられます)。着る服がない、食べられるものを探すのも一苦労(農薬や添加物が使われたものは食べられません)、そして何よりつらいのは、自分のこの体を安心して置ける場所がないことです。
自分でできる対症療法
●通風・換気を行なうことによって室内の有害化学物質は濃度が低減するので、こまめに通風を行う事が大切です。就寝前の5分間の通風を実施することで家族全員の健康が守られます。通風・換気を図ることは室内の有害化学物質を低減させるだけでなく、結露やカビ・ダニを防止する事にもつながります。
●栄養価の高い食事法
ビタミンやミネラル類など栄養価を多く含んだ食事を取り、抵抗力を高めます。
●睡眠法
睡眠を十分に取り、常に健康状態を維持します。
●中和療法
ビタミンA、B、C、E剤を服用し、解毒、体質の改善を図る。解毒する力が蓄積する量を上回れば発症する確率が低くなります。
●運動療法
体内に蓄積された化学物質を運動で新陳代謝を活発にして、体内で新陳代謝を盛んにすることで、肝臓で出し切れなかった化学物質を皮脂腺から押し出します。
●温熱療法
温泉・サウナ・入浴で汗をかき、汗と同時に化学物質を体の外に出します。
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